2024年の円相場は、非常に予測が難しい年となりそうです。
2024年はじめ、各YouTubeで円相場予測を見たところ、ほとんどの方が「円高」と指摘されてました。
しかし、実際は「アメリカのソフトランティング」「日本経済の不透明感」により米金利〉日本金利の差は縮まらず、いまや157円と「円安相場」になっております。
引用：ヤフーファイナンス「ドル円相場」より
原因は、ひとえに「日本経済」が弱いの一言に尽きます。
日銀短観（12月調査）で大企業製造業の景況判断DI（最近）は、前回比1ポイントの改善にもかからわず、今回の「日銀会合」で利上げを見送った背景には、来年の春闘で持続的な「高水準な賃上げ」の見極めが必要であったからです。
またドル円チャートを見ると「円相場」の下落トレンドは崩れておらず以前のデフレ時代のように「円高回帰」するか極めて予測不能の状況と思われます。
この「円安」の常態化は、国内インフレを加速させ「日本円」の貨幣価値を下げる効果が今後も続くと思われます。
つまり「インフレ」時代には、現金より「実物資産」か「外国資産」の保有をしなければ「預貯金」だけでは、どんどん目減りしていくものと思われます。
そのため「インフレ」を意識したリスク資産との付き合いは、必要な時代になりそうですね。
ではまた次回に。
